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海にも「お休みの日」がある?

旅の読みものブログ|Bali Travel Guide

2026.9.30

海にも「お休みの日」がある?

海にも「お休みの日」がある?

バリ島・ヌサペニダの「ニュピ・スガラ」を知っていますか?

バリ島から船で約30~45分。
バリ島南東部に浮かぶヌサペニダ(Nusa Penida)は、
美しい海や断崖絶壁で知られる人気の離島です。

「クリンキン・ビーチ」などの絶景スポットをはじめ、
ダイビングやシュノーケリングを目的に訪れる人も多く、
バリ島からの日帰り旅行先としても人気があります。

そんな観光地で、
海そのものを静かにする日があることをご存じでしょうか?

それが、
「ニュピ・スガラ(Nyepi Segara)」です。

「ニュピ」は、バリ島の「静寂の日」。
そして「スガラ(Segara)」は、
バリ語・インドネシア語で「海」を意味します。

つまり、
ニュピ・スガラは「海のニュピ」。

2026年は、9月27日(日)6時から
9月28日(月)6時までの24時間、
ヌサペニダ周辺の海でさまざまな活動が止められました。


🌊 海の上の活動が、すべて止まる

ニュピ・スガラの時間になると、
ヌサペニダ周辺の海では、

・島へ渡る船
・漁業
・海藻の養殖
・シュノーケリング
・ダイビング
・その他のマリンアクティビティ

などが停止されます。

つまり、
観光客を乗せた船も、漁師の船も、
海に出ることができません。

2026年には、ヌサペニダへの海上交通も一時停止。

バリ島側では、

サヌール(Sanur)
――バリ島南部・デンパサール側にある、
ヌサペニダ行きの船が出る港・海岸エリア。

クサンバ(Kusamba)
――バリ島東部、クルンクン県にある港。

パダンバイ(Padangbai)
――バリ島東部、カランガスム県にある港。

この3か所からヌサペニダへ向かう船の運航も止まりました。

つまり、

「ヌサペニダの海で活動が止まる」

だけではありません。

そこへ向かう海上交通そのものが止まる。

それほど大きな「海の静寂」なのです。

 


 🌴 島にいる観光客はどうなる?

ここは、旅行者にとって少し気になるところ。

ニュピ・スガラの日でも、
すでにヌサペニダに滞在している観光客は、
陸上の観光スポットを訪れることができます。

2026年も、クリンキン・ビーチなどの
陸上の観光地は営業していました。

ただし、

海に入ること
泳ぐこと
シュノーケリング
ダイビング
ボートに乗ること

など、海上・海中での活動はできませんでした。

つまり、

「島全体が閉まる」のではなく、
「海の活動が止まる」

ということです。


🙏 なぜ、海を静かにするのでしょう?

ヌサペニダの人々にとって、
海は単なる観光資源ではありません。

漁業や海藻の養殖など、
日々の暮らしにも深く関わっています。

そして、ニュピ・スガラは
ヌサペニダの人々にとって
重要な宗教的な行事のひとつでもあります。

海を静かにすることで、
普段は人間が利用している海に対して、
一度立ち止まり、祈りを捧げる。

そんな時間として見ることができます。


🌿 バリにある「自然とのつながり」

バリの文化を知っていくと、
自然と人間を別々に考えない考え方に
出会うことがあります。

よく知られているのが、

トリ・ヒタ・カラナ(Tri Hita Karana)

という考え方。

神との調和、
人との調和、
そして自然との調和。

この3つの調和を大切にする、
バリの人々の世界観です。

もちろん、
「ニュピ・スガラ=トリ・ヒタ・カラナそのもの」
という意味ではありません。

ただ、

「人間が自然を利用するだけではなく、
自然との関係を見つめ直す」

という考え方には、
重なる部分があります。

海を利用する人間が、
24時間だけ海から離れる。

そう考えると、
ニュピ・スガラが少し違って見えてきます。


 🚤 観光地だからこそ、考えさせられる

ヌサペニダは、
今ではバリ島を代表する人気観光地のひとつです。

毎日のように船が行き交い、
多くの観光客が海を楽しんでいます。

そんな場所で、
1年に一度、海での活動を止める。

これは、
「観光を否定する」という話ではありません。

むしろ、
観光で海を利用しているからこそ、
その海との関係を考える時間にもなる。

そんな見方もできるのではないでしょうか。


 🌊 「海が休む」のではなく、人間が休む

「海にも、お休みの日がある。」

こう聞くと、
少し不思議に感じるかもしれません。

でも、実際には海が休むわけではありません。

人間が海から離れることで、
海を静かな状態に戻す。

そして、その時間の中で
海や自然との関係を見つめる。

そう考えてみると、
ニュピ・スガラは単なる「海の利用禁止」ではなく、
バリの人々が自然とのつながりを考える
大切な時間のひとつなのかもしれません。

次にヌサペニダを訪れるとき。

美しい海を眺めながら、

「この海は、バリの人々にとって
どんな存在なんだろう?」

と少し考えてみる。

それだけでも、
いつもの「きれいな海」とは
少し違って見えてくるかもしれません。🌊🌴

詳しくは下記のリンクを開いてください。

https://55bali.com/activity/detail/baliclub-standup-paddle

https://55bali.com/activity/detail/baliclub-penidaeast-mistery

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